宿大乗神楽「庭静」＠2022新春大乗神楽公演
さて本日は、2023年1月8日に行なわれた新春大乗神楽公演から宿大乗神楽で庭静です。
その前に、宿大乗神楽の由来について
「嘉永元年(1848)、宮城県遠田郡涌谷箆岳の箆峰寺から南笹間(花巻市)の万法院に伝えられ、万法院から村崎野妙法院(天照御祖神社・伊勢神社)に伝えられ、明治30年に村崎野妙法院から二子八幡の妙泉院(二子八幡神社）に伝えられました。
明治34年に村崎野大乗神楽初代和田永全法印から、二子下宿の千田行全法印に榊舞が伝承され、宿大乗神楽として発祥しました。
その後、大正13年に2代目庭元川辺瑞全(宇介)、昭和44年に3代目庭元千田瑶全(貞三)、昭和54年に4代目庭元千田善弘法嗣(善弘)、平成22年に5代目庭元及川善和浄土(和生)として引き継がれています。」
とあります。現在の代表者は及川和生さんです。
演目の庭静(にわしずめ)は、国常立尊の舞としている。
国常立尊の本地仏は小比叡権現（薬師如来または観世音菩薩）にて、天の岩戸の前を清めるなりとしている。
宮城県の法印神楽の源流である薬莱神社三輪流神楽では、これを 「宮鎮楽」としている。
宮鎮楽は思兼尊の舞としていて、神楽秘伝鈔には次の如く説かれている。
「宮は至尊居所の称なり。鎮は安重鎮の義也。
ある書に曰く、古は貴賎の居所皆宮と称せしと・・・」
舞法について
靴脱
三礼
無指普勝
六印六の足
三の足
切段乗
脇拂い
供養の足
撮米
その後に面を外して大乗の下、御神楽で舞納めます。
動画でどうぞ
