法の脇獅子舞＠2022第5回津軽石郷土芸能祭
さて本日は、2022年12月4日に行なわれた第5回津軽石郷土芸能祭から法の脇獅子舞です。
由来について当日プログラムより
「法の脇獅子舞は、慶応年間に茂市(現宮古市茂市)から法の脇に婿にき た佐四郎と言う人が、茂市の鹿子踊りを法の脇の人たちに教えたのが始まりとされている。盛合家は、初代佐四郎の跡を茂市から来た二代目が跡を継ぎ、佐四郎を名乗った。現在の当主は六代 目盛合保男さんである。かつて法の脇の獅子踊りには太刀使いがあったといわれているが、大正・ 昭和生まれの地域の人たちは見たことがないという。獅子踊りの獅子一頭に対して、太刀使い一人がついて踊ったと言われている。
8月16日に行われている津軽石稲荷神社の祭典で、御輿のすぐ後をお供している。 平成 23 年、東日本大震災の津波で獅子踊りの太鼓や衣裳等が流され5年間活動は休止したが、 地域・関係団体等のご支援・ご協力により平成 28 年から復活できたことに感謝いたします。」ということです。
獅子踊りには太刀使いがあったということなので、現在の遠野地方で踊られている獅子躍の刀振りがあったということでしょうか。
囃子方の太鼓
獅子の前幕には宮古らしく波に鮭が染め抜かれています
獅子たちの立て物（紋コ）
伊勢の神明社の太陽
雄鶏の紋
そして雌鳥の紋・・・神楽の影響でしょうか
そしてめでたい鯛
三宝に三日月
後ろの拵えは、かつては流しだったと思われる赤い布、そして神籬
法の脇獅子舞は、地元の津軽石稲荷神社の祭礼では神社の境内まで上がって奉納する根井沢の剣舞とともに、この芸能が奉納せざるば神輿は降りること叶わずという掟があったという。
また、東日本大震災の際には大きな被害を受け５年間活動休止したが、かろうじて難を逃れた道具などを集め、地域関係団体の支援により平成２８年度に再興した。
動画でどうぞ
