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2022.11.24 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

根反鹿踊@2022第44回一戸町郷土芸能祭

さて本日は、2022年11月13日に行なわれた第44回一戸町郷土芸能祭から根反鹿踊です。

由来については岩手日報社刊「いわての郷土芸能」から

「約四百年前、鹿踊りを舞う加賀の国の修験山伏一行が根反を訪れたとき、城主根反弥左衛門が城中に招き、部下とともに自ら先頭に立って伝授を受けた。
踊りは八幡太郎義家が加賀の白山の麓で、鹿の角に松明をつけ敵陣に攻め入り勝利を収めたので、 鹿の功績を称えてその遊び戯れる様子を踊りにしたという勇壮なもの。
三戸の宮野城主九戸政実も城中のまつりごとの御前舞として踊らせたと伝えられる」

とあります。県指定の無形民俗文化財となっていますが、北上みちのく芸能祭などでも人気の高い芸能です。



踊りは、鹿頭7人に、太刀、ササラが踊り手で、囃子方は太鼓と笛がつきます。
演目は大きく分けて「通り」 「役舞」「白鷺の舞」「庭引の舞」 「花舞」

20221113151812IMG_1750.jpg

踊りは、入り込みで庭入し、続いて輪踊りになる。
歌詞は全部で40節あるということです。

鹿揃いの舞は 〽 まわれまわれと水車 細くまわれや せげにとまれや せげにとまれや

次に中立とササラが出て跳ねます。

鹿とともに踊るのはササラ摺りと太刀振り、最近は女子の役割になってきましたが、これも学校で取り入れる際に、男子は鹿、女子はササラ太刀という別け方をしたからかもしれません。

20221113152312IMG_1774.jpg

次いで雄鹿二頭が雌鹿一頭を争う三人狂いで、これを役舞と称している。

白鷺の舞から庭引きの舞で舞い納めます。

また、御花があがった時のお礼として花舞がありますが、そちらは昨年一戸祭りに行った際の当ブログを参照してください。

根反の鹿踊り 八坂神社奉納⇒http://maturinookkake.blog.fc2.com/blog-entry-2087.html

20221113152650IMG_1786.jpg

動画でどうぞ


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2022.11.24 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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