長下田神楽「忠信・手負いの兄継信尋ねの場」@2022長下田神楽 自前公演
さて本日は、2022年10月9日に行なわれた長下田神楽 自前公演から長下田神楽で忠信・手負いの兄継信尋ねの場です。
長下田神楽での屋島合戦では第3場となっています。
第1場は「東下り(義経、援兵を求めて奥州平泉に下る)」の場面
第2場は「平家兵揃え、合戦の場」
という番組のようです。
さて、継信尋ねの場 義経が出て、家来の継信の姿が無いことに気づき、継信の弟忠信に捜すよう命じます。
〽 頃は弥生の三十日の晩、暗さも暗いよ、見て見えず
空に紫雲たなびきて 星一つだになし
ここは何処ぞ皆敵の国
と歌いながら忠信は浜辺に兄継信を探し求めます
継信は、主君源義経の楯となり、能登守教経の管矢に胸板を撃ち抜かれ、夕暮れの浜辺で倒れ伏します。
負傷した継信は最期の別れに「主君義経公に会いたい」と忠信に背負われて義経公の待つ高松が峰の陣屋へと向かう。
継信はこの世の形見として、義経公に重宝の剣を、忠信には鎧を遺します。
継信は、それぞれに形見の物を手渡し息絶える。
忠信は「父の教えを忘れしか。兄死んだとて家に帰るも叶うまじ。後に残りし忠信はいかがしようぞえ兄上」と嘆き悲しむ
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