口内鬼剣舞「刀剣舞、膳舞、三人加護」@2022第16回浮牛城まつり
さて本日は、2022年8月11日に行なわれた第16回浮牛城まつりから口内鬼剣舞で刀剣舞、膳舞、三人加護です。
口内鬼剣舞の由来について北上民俗芸能総覧から
「昭和43年7月に口内町早苗振大会に北上農業高校同窓生を中心に結成した鬼剣舞で出演したのが発端。
昭和61年8月、岩崎鬼剣舞から庭元昆野精正他10名に秘伝書三巻本が相伝され、昭和63年9月鬼剣舞供養碑建立と発創20周年記念式典が行われた。」ということですが、平成12年には、滑田鬼剣舞より4演目伝授の認定書を受けた。」
口内鬼剣舞は岩崎鬼剣舞から伝授されたので岩崎系ということになりますが、一方で後に滑田鬼剣舞から四演目を伝授されたので滑田系の演目もできるというハイブリッドな団体です。
刀剣舞は一番庭と同様の八人踊りであるが、刀舞を主にするため勇壮さが表されている。
厳かな中にも勇壮さを兼ね備えた庭ものにも通じた鬼剣舞を象徴するような演目
膳舞とは、神楽や田植踊その他の芸能一般にもあることですが、通常の演目が続いた後に、小休止的な余興芸を出すことが多く見られます。
それは、緊迫した演目が続いて演者も観客も一服入れたくなった時に、場を和ませたり、珍しい所作や唄などによって趣向を変えたりして飽きないようにというくふうでもあります。
しかしながら、この余興余芸の部分で、演者の芸の幅が見て取れたりもして楽しい。
念仏剣舞の発祥段階では修験者が大きく関わったとされるため、その内容には神楽の要素が多分に含まれているが、三人加護もそのひとつ。
動画でどうぞ
