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2022.08.28 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

北下幅神楽「天の岩戸開き」@2022第47回胆江神楽大会

さて本日は、2022年8月20日に行なわれた第47回胆江神楽大会から北下幅神楽で天の岩戸開きです。

北下幅神楽の由来については定本より

「明治初年、千葉源五郎外七人の仲間が、水沢市旧満倉上葉場村、高山稲荷神社の上葉場神楽に弟子入りし神楽を習得した。
明治二年の修験道廃止により神楽団も解散したため、北下幅村の仲間で、北下幅神楽を創設した。
また自ら庭元となり、多くの弟子を養成するとともに、西磐井郡平泉町達谷神楽、水沢市真城瀬台野神楽との交流を深め
数多くの演目を習得した。
初代庭元千葉源五郎、二代千田伊四蔵、三代千葉源五郎、四代小野寺彦助、五代千田竹松、六代千葉庄太郎、七代千葉運蔵、現在の庭元千葉源一は八代目である。
昭和三六年三月、水沢市無形文化財の指定を受けている。
なお他村に伝授した箇所は、明治二五年佐野神楽、福原神楽、明治三○年鴬沢神楽、明治三五年鵜の木神楽、南部岩崎神楽、大正10年番匠神楽、大正14年昆沙門神楽等である。」

とあります。
現在の代表は千葉新太郎さんです。




幕上げ 〽 これ天之岩戸押し開いぐれよ 祓えさんよう

20220820182320IMG_8038.jpg

天児屋根命が出て一舞しますが、足次が法印神楽を彷彿とさせます

御神楽の由来を重厚なセリフ回しで唱えます 

20220820182406IMG_8039.jpg

続いて天太玉命が出て千代の御神楽を舞います

20220820182826IMG_8042.jpg

天の岩戸が僅かに開いた所で、手力雄命が岩戸を開けます。

〽 取っては投げた 天の岩戸を取っては投げた

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瀬台野流の岩戸開きでは、表幕が開くと天照大御神とともに天宇受売命が現れ、その後に天宇受売命が道化拍子で一舞します。

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この日の天宇受売命は高校生の女子です。
彼女の家族は、お父さんもお兄さんも北下幅神楽で舞を伝承しています。
小学生の頃から見ているだけに、今でも神楽を続けていることに拍手を送りたいと思います。

20220820183650IMG_8046.jpg

岩戸が開き、世の中が明るくなったことを寿ぎ八百万の神々が御神楽を舞う。

20220820184346IMG_8050.jpg

動画でどうぞ



テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2022.08.28 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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