つかの間の晴れ間の一戸まつりを堪能した
さて本日は2022年8月27日に見物した一戸まつりについてです。
今年の夏は盆中から雨続きの毎日で、せっかくコロナ対策しつつ開催されている各所の祭典にも正に水をさした格好。
とはいえ、2年ぶり3ねんぶりに開催という祭典が増えてきたことは誠に恐悦至極です。
ということで中日の昼間の部だけ見物しました。というより今年は感染症対策で夜の部はありませんでしたが。
一戸まつりの始まりは、一戸町の小倉家にある恵比寿人形を明治後期に祭典に担ぎ出したのが山車行事の始まりといわれている。(出典「南部流風流山車(盛岡流の人形山車)全事例」山屋賢一氏サイトより)
盛岡周辺から北の地方で行われる秋祭り先駆けとして、以後は独自に制作した山車飾りを周辺の祭りに貸し出してもいる。
毎年8月の最終金土日に開催され、八坂神社と稲荷神社の渡御に山車と郷土芸能が供奉する祭りで、中日は通称下天王と呼ばれる三社稲荷神社からスタート。
午後1時の神事に続いて2時頃から神輿渡御、そして郷土芸能と山車行列が供奉するお練りが始まる。
神輿に供奉するのは、小鳥谷七ツ踊り
来田七つ物踊り
根反鹿踊
そして一戸町周辺の神楽組による権現様パレード
そして、風流山車
西法寺組 外題は「石橋」
見返しには「恵比寿様」
野田組 外題は「四ツ車 大八」
見返しには「足柄山の金太郎」
本組 外題は「仁田四郎 忠常」
見返しには「御狩の万寿」
橋中組 外題は「巴御前」 橋中組では約70年ぶりに大八車を復活させました
見返しには「清水冠者義高」
上町組 外題は「朝比奈三郎 義秀」
見返しには「静御前」
明日から九月、いよいよ秋祭りシーズン到来で、山車マニアの皆さんには狂喜乱舞の日々が続く嬉しい季節となります。
岩手県旧南部領では、このあと石鳥谷、花巻、土沢、久慈、葛巻と続いていきます。
動画でどうぞ
