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2022.07.30 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

行山流高瀬鹿踊「一番庭、一人狂、三人狂」@2022住田町夏まつり

さて本日は、2022年7月30日に行なわれた住田町夏まつりから行山流高瀬鹿踊で一番庭、一人狂、三人狂です。

コロナ禍で2年間中止となっていた住田町夏まつりですが、対策をしつつ規模縮小で農林会館前広場での開催となりました。
昼間の暑さと打って変わって気仙川からの涼風が吹く祭り場に、少しづつではありますが、夏の風物詩が帰ってきた感じがしました。

さて、この日のお目当ては高瀬鹿踊と外舘鹿踊のステージ。ともにコロナ禍で3年ぶりの上演ということです。
で、本日は高瀬鹿踊について

高瀬鹿踊は住田町下有住に伝承される行山流山口派の鹿踊です。
由来としては文化7年に下清水の忠吉が江刺市伊手に出稼ぎに行っていた時に、伊手の地ノ神屋敷の金蔵から伝授されたということです。
旧名は地元神社の名前を取って月山鹿踊ともいい、前幕の左右に「月山」の文字が染めぬかれています。



中立と牝鹿の流しには「みちのくのしのぶ牡鹿の女鹿の里 声をそろえて遊ぶ鹿かも」と鹿の絵があります。

IMG_7079_2022073021054016b.jpg

かつては高瀬おどりとも月山鹿踊とも呼ばれて、そちらこちらの祝祭や庭踊りをしたが、大正期に中断していたが、復興させたということです。

IMG_7082.jpg

高瀬鹿踊保存会は昭和49年の復活以降現在の踊り組は5代目で、保存会長は水野靖男さんです。

コロナ禍で祭りなどが中止となる中で、上演するのは3年ぶりということでした。
さらに、今年は秋祭りもすでに中止ということで、この日の上演は貴重な機会ということでした

IMG_7094.jpg

動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2022.07.30 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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