幸田神楽「岩戸開き」@2022八雲神社例大祭宵宮
さて本日は、2022年7月13日に行なわれた八雲神社例大祭宵宮から幸田神楽で岩戸開きです。
幕出し唄
〽 ヨーホーエー はぁ岩戸出し ヨーイサー
それに応えて天児屋根命が出て翁の舞となる
一舞した後に翁は幕前に立ち 幕内から舎文がかかり
〽 おうのう静まり給え 千代の御神楽の由来を詳しく尋ぬるに・・・
と長く続くが、本田安次はこの岩戸開きの内容は岩戸を開くドキュメントよりも、御神楽の由来を導くためのものとしている。
確かに天児屋根命が由来を説くのに演目の約4分の3程の時間を費やしていて、後の岩戸が開く場面は一瞬で終わる。
これは神楽として仕組まれる以前より語り物として岩戸神話が口碑に伝えられてきたことを示す。
ともあれ、天児屋根命の呼びかけに応じて手力雄命が出る
続いて舎文とともに幕を開ける
〽 天の岩戸ひらくれば~
天照皇大神と月読尊が出て千代の御神楽となります
面を取り装束を直して崩し舞にて舞納めます
例年の宵宮では、式六番が奉納されますが、今年も感染症対策のため以上四番でお開きとなりました。
ところでこの拝殿内には幸田神楽の古面が額装されて掲げられています。
幸田神楽が昭和60年に花巻市の文化財に指定されたことを記念しての額と思われますが、道化面は古風であるし、狐面は下顎が動くタイプのようです。
動画でどうぞ
