小瀬川神楽「三番叟」@2022第39回みちのく神楽大会
さて本日は、2022年7月3日に行なわれた第39回みちのく神楽大会から小瀬川神楽で三番叟です。
小瀬川神楽の由来について
「小瀬川神楽は、花巻市湯口地区に伝わる円万寺神楽から伝授を受け、大正7年2月19日に舞初めを行ったとの記述があります。師匠の円万寺神楽は、花巻市膝立観音山地区に伝承されている山伏神楽で、もと同地にあった「円万寺」に付属したものといわれている。その独特の舞振りから円万寺系と分類され、市内でも円万寺神楽、小瀬川神楽、上根子神楽の3団体のみで伝承されている。
円万寺系では、権現様が捧げ物を一端飲み込んでから吐き出すという所作を行うが、これは岩手県北部から青森県南部にかけて広まっている神楽と似ている。
代々設立当時の円万寺神楽から伝授されたとおり、原型を崩すことなく継承しており、平成11年(1999年)に花巻市の無形民俗文化財の指定を受けて現在に至っている。」
ということのようです。現代表は及川敏さんです。
2017年には創立100周年を記念して円万寺系三団体で鑑賞会と記念式典を行った。
現在、式六番の舞をはじめ円万寺流神楽を特徴づける千歳舞など15の演目を伝えている。
小瀬川熊野神社の祭祀神楽として神社の祭礼では神楽殿で奉納する。
また3月7日の神社の春祭りには権現回しを行うという。
円万寺系神楽の三番叟は、比較的テンポ早く、舞手が跳躍を多彩にするなどの特徴がある。
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