上根子神楽「権現舞」@2022熊野神社例大祭
さて本日は、2022年6月25日に行なわれた熊野神社例大祭から上根子神楽で権現舞です。
この日の神楽奉納は熊野神社の神楽殿で行われましたが、宮司さんが権現舞だけはご祈祷なので神社拝殿で行います、ということで参拝者一同も神社拝殿に移動して厳かにご祈祷を授かる形となりました。大変有り難いご配慮でした。
さて、権現舞あるいは獅子舞と称されるものが行われるのは、秋田青森などでは演目の最初に悪魔祓いとして行われるものと、岩手の早池峰系では神楽の最後に火伏せの祈祷として行われるものの二種類あります。
本田安次は円万寺系の権現舞は田子(青森県三戸町)のと似ていて、元は同じ舞であったと書いています。
田子神楽は幕末頃に岩手から権現舞を習得したとあるから、あるいはどこかで円万寺系神楽と繋がっていたかもしれない。
宮司が、白布、扇、刀を権現様に噛ませる。
権現様は体内でそれらを浄化して次々に吐き出す。
門打ちに行った際に所望されれば、その家人のものを呑み込んでお祓いをするという。
様々な災厄が降りかかる昨今ですが、最後は権現様に身固めをしてもらい、祓い清めていただきました。
さて、上根子神楽の奉納をリポートしてきましたが、今日7月3日は第39回みちのく神楽大会でした。
そのトップバッターは上根子神楽の鶏舞で幕開けしました。明日からのブログはそのリポートとなります。
動画でどうぞ
