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2022.07.31 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

外舘鹿踊「三人狂い」@2022住田町夏まつり

さて本日は、2022年7月30日に行なわれた住田町夏まつりから外舘鹿踊で三人狂いです。

由来について

「当初は中上踊りと言われていたもの。口伝では宝暦年ごろに字二反田、中村屋敷の甚内に伝授され、その後天明年間に字十文字の平治、幾松、宇作、藤吉と伝授される。明治42年に中断し、昭和34年に再興する。昭和39年に中上集落と十文字集落の中間にある外舘城址にちなんで外舘鹿踊と改称する。
主な演目は、礼庭、長引き、メジシ取り、かかし踊り、回向廻り、鉄砲踊り、引き端など。」
(行山流鹿踊 及川宏幸氏著 抜粋)

とありますが、現在の中立は復活後七代目で代表者は佐藤英司さんです。



中立の流しは山口派にある和歌で「陸奥能信夫牡鹿農女鹿廼郷 声遠曽呂邉天遊婦志嘉可裳 (みちのくのしのぶおじかの女鹿の里 声をそろえて遊ぶ鹿かも)と蓮華文

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二人狂い 長いササラの撓リ具合が美しい

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三人狂い 背中合わせでの早周りが迫力あります

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昨日の高瀬鹿踊といい、今日の外舘鹿踊といい、内陸部と気仙浜を結ぶ街道の中間地点にあり、芸能のクロスロードとして重要な役割を果たしてきたことは容易に想像できます。

これからも、できる限り見聞していこうと思う。

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動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2022.07.31 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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