早池峰獄流石鳩岡神楽「尊揃の舞」@2022櫻山神社例大祭奉納
さて本日は、2022年6月4日に行なわれた櫻山神社例大祭奉納から早池峰獄流石鳩岡神楽で尊揃の舞です。
まずはその前に石鳩岡神楽の由来について
「石鳩岡神楽とは岩手県花巻市東和町石鳩岡に伝わる山伏神楽のことである。天保五年(1834)、早池峰岳神楽の小国常盤守より伝授、独立免許されたものである。以来170余年その間には火災による道具の焼失、あるいは座中の欠員等、幾多の危機に遭遇するも、師匠岳神楽と同一に舞える古い舞技を伝えている。そのため。南部家の家紋の双鶴の紋章を幕類装束等―切に使用することを許され、併せて木杯を賜り以来毎年南部家の祭神桜山神社の専属神楽として例大祭に神楽を奉納している。また、早池峰神社から神楽の存続に対する功績により表彰されている。昭和58年 ∃一ロッパ芸術協議会による、日本特集芸術祭に国際交流基金の派遣団体のうちに選ばれ渡欧―ヶ月にわたり六ヶ国公演する。平成23年3月 国の記録作成等の措置を講ずべき無形文化財に選択される。」
ということです。
さて尊揃の舞 初見です 石鳩岡神楽でも久しぶりに舞うということでした
幕出しは
〽 センヤハー ハアエハエ 六月は祇園の祭りに会う人は
ハイ会う人は アイヤサー アイヤサー
この演目は、早池峰神楽では幕出し唄にあるとおり、祇園の祭(夏越の祓い)に修するようで、六月踊りとも称している。
尊揃いの舞は、高天原に神々が集まって行なう神遊びの状況を舞ったもので、同様の内容の「天女の舞」と表裏の関係にあり、ともに子孫繁栄慶祝の舞いとされている。
天照大神が孫の瓊々杵命が豊葦原の瑞穂の国に国譲りに行くに至って土地の神大己貴命に対峙した状況を演じている。
胴前 御神楽の役は誰ぞ
楽屋 杵命然るべし
胴前 鼓は如何に
楽屋 娑伽羅竜王
胴前 取り分け調子は大事たり、調子の役は誰ぞ
楽屋 取り分け調子は大事たり、忍穂耳の命なるべし
おうその儀なら音声をあげ給へ
ということで御神楽になりますが、この演目でのステップはかなり特徴があります。
神楽の演目として演じていますが、かなり古い時代に他の芸能の所作を取り入れた感じがあります。
動画でどうぞ.
