黒森神楽「鞍馬」@2022黒森神楽春季神楽祭
さて本日は、2022年5月29日に行なわれた黒森神楽春季神楽祭から鞍馬です。
黒森神楽の鞍馬は、牛若丸弁慶の五条の橋の演目で武士舞のに位置づけられている。
楽歌い
〽 ヒーヤハー 侍ヨォー
ようよう急ぎゆくほどに ようよう急ぎゆくほどに 鞍馬の山に着きにけり
牛若丸が出て颯爽と一舞
父源義朝が討たれ、鞍馬寺に預けられた牛若丸が僧正ヶ谷で天狗の兵法四十二巻を習得する。
武術を習得した牛若丸は、天狗の首領、善海坊と兵法比べをする。
黒森神楽での武士舞は源平合戦を題材にしたものを神楽に仕組んでいるもので、「鈴木」「曽我」「八島」「敦盛」などがある。
わけてもここ黒森神社は、義経主従が3年3ヵ月にわたって黒森山に籠もって行を修め、般若経六百巻を写経して奉納したため、「黒森」は「九郎森」から転じた名であるといわれている。正に義経ゆかりの地での義経にまつわる演目という訳である。
兎にも角にも颯爽とした牛若丸の舞に感嘆させられた一幕。
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