黒森神楽「恵比寿舞」@2022黒森神楽春季神楽祭
さて本日は、2022年5月29日に行なわれた黒森神楽春季神楽祭から恵比寿舞です。
沿岸部では大漁祈願も込めて恵比寿舞が好まれますので、神楽巡行には欠かせない演目ではあります。
楽唱 〽 ヒイーヤーハー 田子の浦
高天原の庭づくり 高天原の庭づくり これも神代の始めなり
恵比寿が舞い出て一舞した後に幕陰で歌がかかります
〽 白金の釣り竿に黄金のひよそ 黄金の針を曲げさせて
いざさら釣りを下ろさせよ いざさら釣りをたれ給へ参候
神楽では物語の演出小物を神楽道具のありあわせで比喩的に用いることが多いが、この恵比寿舞では釣り餌を舞手が指に付ける九字を魚の餌としていたり、先日の田老大漁まつりではルアー釣の疑似餌を使ったりして観衆を楽しませる。
これもまた、黒森神楽が巡業で磨き上げた観客本位のエンターテイメントといえる。
この日の釣りの相手は子どもたち、うまいこと右に左に動いているのに感心します
見事鯛を釣り上げて、浜の大漁を予祝します。
動画でどうぞ
