北下幅神楽「天之岩戸開」@2022駒形神社春季例祭奉納
さて本日は、2022年5月2日に行なわれた駒形神社春季例祭奉納から北下幅神楽で天之岩戸開です。
北下幅神楽の由来については定本より
「明治初年、千葉源五郎外七人の仲間が、水沢市旧満倉上葉場村、高山稲荷神社の上葉場神楽に弟子入りし神楽を習得した。
明治二年の修験道廃止により神楽団も解散したため、北下幅村の仲間で、北下幅神楽を創設した。
また自ら庭元となり、多くの弟子を養成するとともに、西磐井郡平泉町達谷神楽、水沢市真城瀬台野神楽との交流を深め
数多くの演目を習得した。
初代庭元千葉源五郎、二代千田伊四蔵、三代千葉源五郎、四代小野寺彦助、五代千田竹松、六代千葉庄太郎、七代千葉運蔵、現在の庭元千葉源一は八代目である。
昭和三六年三月、水沢市無形文化財の指定を受けている。
なお他村に伝授した箇所は、明治二五年佐野神楽、福原神楽、明治三○年鴬沢神楽、明治三五年鵜の木神楽、南部岩崎神楽、大正10年番匠神楽、大正14年昆沙門神楽等である。」
とあります。
現在の代表は千葉 新太郎さんです。
幕上げ 〽 これ天之岩戸押し開いぐれよ 祓えさんよう
天児屋根命が出て一舞しますが、足次が法印神楽を彷彿とさせます
御神楽の由来を重厚なセリフ回しで唱えます
続いて天太玉命が出て千代の御神楽を舞います。
天の岩戸が僅かに開いた所で、手力雄命が岩戸を開けます。
〽 取っては投げた 天の岩戸を取っては投げた
瀬台野流の岩戸開きでは、表幕が開くと天照大御神とともに天宇受売命が現れ、その後に天宇受売命が道化拍子で一舞します。
岩戸が開き、世の中が明るくなったことを寿ぎ八百万の神々が御神楽を舞う。
最後は面を外しての崩し舞で舞い納めます。
動画でどうぞ
