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2022.04.29 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

行山流舞川鹿子躍「女鹿子隠し」@2022舞川地区郷土芸能合同演舞会

さて本日は、2022年4月24日に行なわれた舞川地区郷土芸能合同演舞会から行山流舞川鹿子躍で女鹿子隠しです。

その前に行山流舞川鹿子躍の由来について

「行山流鹿踊の始祖伊東伴内持遠が宮城県本吉郡水戸辺村に勤仕していた折に配下の者の心得として伝えた鹿踊が、次第に周辺集落にも伝承され、今の岩手県内で最初に伝承されたのが六代目相川村馬洗淵の吉田猪太郎だった。その吉田猪太郎を基点として一関地方から胆沢地方に広く伝授され、岩手県南部の太鼓系鹿踊の元祖的位置にある。」

で、現在の代表は橋階敏男さんです。



雌鹿かくしは、太鼓系ししおどりでは定番の役舞ですが、その芸態は様々で、信仰や儀礼といったこととは違い、祭りなどに集まった民衆の楽しみに応えるべく工夫された演目といえる。

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側鹿が雌鹿を連れ立って隠したのを、牡鹿が探して歩く。
この辺の上演会場をフルに使って観客までも楽しませようというパフォーマンスは宮城県北の鹿踊にもよく見られる趣向である。
この日も、雌鹿は最後には客席のパイプ椅子にちゃっかりと座りました。

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牡鹿が雌鹿を探し当てて一同歓喜の踊りとなる

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会場となった一関文化伝承館の庭では、折からの桜吹雪が舞い散る中で、地元舞川のメンバーに加えて東京鹿踊の皆さんも加わり、更なる継承へ繋がる機会となったようです。

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動画でどうぞ


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2022.04.29 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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