早池峰大償流土沢神楽「笹分」@2020鏑八幡神社
さて本日は、2020年10月25日に行なわれた鏑八幡神社から早池峰大償流土沢神楽で笹分です。
土沢神楽は、花巻市東和町の鏑八幡神社に奉斎する山伏神楽で、正式には早池峰大償流土沢神楽と称します。
大償神楽からの伝承とされていますが時期は明確でないものの、弘化年代の神楽道具などから推測されます。
明治の初期からしばらく中断していたが、明治40(1907)年ごろ、大償の師匠・佐々木直八安太郎を招いて復活したといい、石鳩岡神楽とともに「記録作成等の無形の民俗文化財」として国選択指定を受け、岩手県指定の無形文化財でもあります。
舞い方は早池峰神楽の古い型を残しているといわれ、2月11日の舞初めを始めとして、9月の鏑八幡神社の祭礼などに上演されます。
さて、笹分の舞 四人の舞手による荒舞です
岳神楽では笹割とも称しています。
幕だしは 〽 オーサン ハイ笹分けナー
赤白青の面を付け、笹竹を腰にさして荒々しく反閇を踏む清め祓いの祈祷舞
後半は面を外してのくずし舞
湯立舞の如く激しく笹を振りかざして舞う
佳境に入ると互いに刀を握って潜りっこをしつつ身を巡らす
動画でどうぞ
