川西大念仏剣舞は未来を見据える
今日は、衣川の川西大念仏剣舞が練習見学会をするというので見に行ってきました。
言うまでもなく、川西大念仏剣舞は胆沢の朴の木沢剣舞、北上市の岩崎鬼剣舞、滑田鬼剣舞とともに国指定重要無形民俗文化財となっています。
ですが、民俗芸能団体共通の悩みは後継者問題。
そこで川西大念仏剣舞では門戸を広くして他地域からの若者も受け入れる取り組みをしている。
それに応じて現在は数名の新たな練習生が加わり、この日も意欲的に自主練習に取り組んでいました。
入り剣舞 ちなみに川西大念仏剣舞には盛岡支部なるものもできているとか
三人怒物
小学6年生のオッコミ 将来が楽しみな踊り手です 所作に天賦の才を感じます
ところで、この日稽古場に居合わせた庭元さんに貴重な伝書を見せていただきました。
「蔵の中を整理してたら見つけた」と仰っていたのは「剣舞書類 全」です。
この和綴じ墨書の伝書は、現庭元の祖父佐藤倉之助が大正14年に書き上げたもので、川西大念仏剣舞の由来から装束、念仏歌、所作、心得などが記述されたものです。
この文献は、「念仏剣舞 P166」(2002年小形信夫著)に翻刻されています。
ということで、益々活躍が期待される川西大念仏剣舞ですが、明日3月13日に奥州市胆沢文化創造センターで風流特別公演に出演しますので、是非おでかけください。
