山田境田虎舞@2021第4回津軽石郷土芸能祭
さて本日は、2021年12月5日に行なわれた第4回津軽石郷土芸能祭から山田境田虎舞です。
由来について当日プログラムより
「境田虎舞は、三陸沿岸各地に伝 わっている代表的な郷土芸能です。起源は、江戸時代の人形浄瑠璃「国姓爺合戦」の虎退治の模様(二段目)を舞踏化したものです。当時、三陸の海産物を 船で大阪に運んでいた水夫たち が習い覚えてきたと言われ、中 国の「易経」に「雲は龍に従い、 風は虎に従う」という一節があり、風を従わせることができる虎の威を借りて海難をもたらす風を鎮め、海上安全、大漁満作を祈ったといわれており、山田境田虎舞もその中の一つです。
山田境田虎舞は、毎年9月に行われる山田八幡宮・大杉神社の祭典において商売繁盛、大漁満作、家内安全を祈って、練り 歩く神輿のお供として披露しております。
本日は、縁起物の「虎」の威を借りて、ご来場の皆様方へ、よき風が追い風となって吹き、商売繁盛、家内安全、大漁満作とまいりますよう御祈念し、虎舞をご披露いたします。」ということです。
山田の境田虎舞釜石虎舞からと伝書にあるが、随所に独自の工夫があり、太鼓の囃子は独特のものがある。
肩乗りしての笹喰みは境田独自のもの
三陸沿岸部の虎舞では、国性爺合戦の和藤内がつくものと、つかないものがある。
和藤内がつくものはやはり水運の者たちが江戸の芝居小屋で見聞したことを持ち帰ったものであろう。
今も昔も海の男たちは粋でいなせで、カッコイイのである。
下の画像は2004年9月25日に撮影した山田町大杉神社例大祭での勇壮な神輿海上渡御の一コマから
動画でどうぞ
