赤谷神楽「寄せ太鼓・降神の舞」@2022南部神楽舞初め公演
さて本日からは、2022年1月16日に金成延年閣で行なわれた南部神楽伝承推進協議会の舞初め公演のリポートになります。
この延年閣上演は、通常隔月開催となっておりましたが、このコロナ禍で思うように開催できずにいましたが、今回はようやく舞初めができました。昨年は中止でしたね。
この神楽上演会は疫病退散の祈願を込めて開催されているものです、是非とも早期収束して以前のような楽しい神楽上演会ができることを祈ります。
ということで、上演に先立って恒例の神招の儀礼から始まります。
赤谷神楽による寄せ太鼓で神招きをします。
赤谷神楽の工藤貞夫さんによる幣束でのお祓いの後に降神の舞です。
降神の舞は神楽のはじめに舞われる翁の舞で、八百万の神を招き入れ、民族の平和と繁栄を祝福し、
万民の平和と健康を祈り、神事や祈祷をする舞といわれています。
舞そのものは、法印神楽のものを伝えているわではなく、所作は南部神楽としてのものになっています。
翁の言い立ては
さて 千年の末代 河の池の亀
茅は還りて萱となり 萱は還りて茅となりぬ
つまり、諸事安寧、庶民安寧を祈祷する舞となっています。
今年こそ疫病が収束するとともに家内安全、平穏無事を祈る、そんな願いもこもった翁の舞でした。
動画でどうぞ
