川西大念佛剣舞こども同好会@2022奥州市郷土芸能祭
さて本日は、2022年1月15日に行なわれた奥州市郷土芸能祭から川西大念佛剣舞こども同好会で入剣舞・押込・矢車・三人怒者です。
川西大念佛剣舞こども同好会の由来について
「(川西大念佛剣舞)子ども同好会は、平成5年に川西大念佛剣舞が国の重要無形文化財に指定されたことにより後継者育成が望まれ、学校教育の一環として行っていた伝承活動を発展させ平成6年度に設立されました。会員は全学年からの希望者からなり、毎週金曜日に保存会の指導を受けて練習しています。中尊寺の藤原まつりや大施餓鬼会、ころもがわ祭り、芸術文化祭等に発表し、地域と関わ りを深める活動を行っています。」
ということです。同好会のメンバーは地元の衣里小学校のこどもたちです。
この日の川西大念佛剣舞は、こどもの部と大人の部と二つの出演だったこともあり、こども剣舞のステージは軽く見るつもりで見ていたら大間違いでした。
最初の演目「入剣舞」では、神の化身とされる猿役の6年生の踊りは大人以上にキレがあり、他の亡魂たちを威圧するに十分な貫禄を備えていた。
次の演目「押込」の所作には、野獣のような少し道化けた所作が観られるが、これについて小形信夫は「念仏剣舞」の中で壬生大念仏狂言の人形振りに相似しているという。
「矢車」は、一人怒者で、阿面に毛采をかぶり激しく舞う。
演目後半で刀二本を振り回す所作が矢車の様相であることからその名があるが、修験者が諸々の災厄に立ち向かう様がよく表現されている。
最後は三人怒者
三人怒者は、一度念仏の効力で済度された亡者が再び現れて荒れ狂う様を表している。
山伏神楽の勢剣や三宝荒神のように三人で刀潜りをします。
これも亡魂が荒れ狂い、跳ね踊るさまを表しているという。
動画でどうぞ
