市野々念佛剣舞「先剣舞」@2021江刺民俗芸能フェスティバル
さて本日は、2021年11月28日に行なわれた江刺民俗芸能フェスティバルから市野々念佛剣舞で先剣舞です。
その前に市野々念仏剣舞の由来について
「明治10年、上衣川の高橋左衛門から市野々の阿部七右衛門、安倍長蔵が伝授され、明治44年に両名から安倍五八郎へ相伝した。曲目には先剣舞、刀引き、引き剣舞の三種が表芸としてあるという
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また、剣舞は役行者が起源といわれていますが、 市野々念仏剣舞は「南無阿弥陀仏」の念仏が基調 となっています。その昔平泉の高館に住む鬼達 が昼夜を問わず世の中に出没して耕地を荒らし 回り農民を困らせました。この悪事を見かねた お釈迦様は、自分の姿を猿の姿に変えて鬼達と 踊り狂う鬼達に改心を求めるため一心不乱に念仏を唱えました。この念仏が鬼達に通じ、以後 悪事は一切行わなくなりました。この踊りが剣 舞の始まりといわれています。」
ということです。
最初に胴取の2名が廻向念仏が上がる中で太鼓の曲打ちをします。
ついで、刀舞が勇壮な先剣舞にと入っていきます。
先剣舞は、剣舞の基本となる踊りで、高館で亡くなった亡霊とともにお釈迦様の化身である猿が成仏を求めるため念仏を唱えながら踊る。
先剣舞の後に、カッカタと云われるサルコ(釈迦如来の化身)が出て一人舞となる。
先剣舞の最後に二人狂いが踊られる
胸当ての「若」の印は地元「若柳」の若であろうか
二人剣舞の後にカッカタの踊りがある。
床に☓状に置いた金剛杵を、軽やかに足を交差させながら踏み込む。
これは、六三の足次に似ているような感じがする。
また、客席に降りて色々と仕草をするのも予祝芸能に通じる芸能の形態をよく残しているといえる。
動画でどうぞ
