幸田神楽「勢剣の舞」@2021花巻市青少年芸能フェスティバル
さて本日は、2021年11月21日に行なわれた花巻市青少年芸能フェスティバルから幸田神楽で勢剣の舞です。
その前に幸田神楽の由来について
「幸田神楽は幸田地区に鎮座する八雲神社の奉納神楽である。「幸田神楽本」によれば、その由来について藤原秀衛の三男泉三郎忠衡は、平泉藤原氏滅亡の際落ち延びられ、此の地に隠れ住まわれた。 矢沢地域の灌漑用水を確保するために幸田川を塞ぎ止めて、溜池を築く工事をはじめたのであるが思うように工事が進まず思案の末、忠衡公が信仰している、祇園牛頭天王(八雲神社の祭神)を祀りて工事の無事完成を祈って神楽を奉納した。
また昔、幸田川には上と下に二つの大きな沼がありこの沼には、それぞれ、主(化け物)が住んでいた。この沼を埋め、田を作り堤を作った為に、主達は住みかを失い、その怒りを鎮めるために、堤の西北(乾)方に神楽場を定め神楽を奉納したところ、主達の怒りが鎮まり平和が戻ったといわれ、それ以来毎年神楽場で神楽を奉納したとあり、古い時代からこの地に神楽が存在していることを語っている。その後、天保年間に早池峰岳神楽を習得して現在に至る」ということです。
勢剣は三人の舞手による荒舞で、甕速日命・樋速日命・建布都命の三神の舞とされています。
この三神は、邪悪を祓う大荒神であり、悪神悪鬼退散、除災呪法の舞と言われている。
またこの勢剣の舞は、同じく神舞の表舞である龍殿に対しての裏舞のような舞曲ともいえる。
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