羽山神楽「裏八幡舞」@2021花巻市青少年芸能フェスティバル
さて本日は、2021年11月21日に行なわれた花巻市青少年芸能フェスティバルから羽山神楽で裏八幡舞です。
羽山神楽さんの由来について
「度重なる火災により伝承記録は失われたが、その芸態から早池峰岳神楽の流れを汲むもので勇壮華麗な舞を特徴とする。神楽の由来を伝えるものとして江戸時代後期に書かれたと見える詞章本があり、また小田島宮司家(専蔵院)には文政3年の年記をもつ獅子頭に加えて隠居権現様と称され年代不詳ながらより古い様式をとどめる獅子頭が祀られている。」
ということですが、本田安次著「山伏神楽・番楽」の岳流諸派の章に「羽山神社付属神楽」として次の記述がある。
「所伝は岳と同様であるが、別当小田島快道氏の談によると、昔秋田の六郷出羽守の頃、早池峰のと同時に秋田の方から当地に渡ったとの口碑があり昔はひとしきり岳と一緒になって舞ったらしいという。やはり天台の六部が始めたものと伝えている」とあるので、あるいは室町時代の発祥といえるかもしれない。
式舞表舞の八幡舞は二人での舞であるが、それに対して裏舞では四人の舞手による四神のものとなっている。
この四神は、品陀和気命(応神天皇)と住吉三神(底筒男命、中筒男命、表筒男命)としており、四方鎮護、悪魔降伏、七難即滅、家内安全の祈祷舞としている。
動画でどうぞ
