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2022.01.08 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

春日流鍋倉鹿踊「二番庭・案山子踊り」@2021花巻市青少年芸能フェスティバル

さて本日は、2021年11月21日に行なわれた花巻市青少年芸能フェスティバルから鍋倉鹿踊で二番庭・案山子踊りです。

由来について

「明治の初期、東和町落合の春日流鹿踊が湯本に伝えられ、明治36年(1903)に湯本鹿踊より伝授された。
明治38年(1905)8月8日春日神社例大祭に「春日様の鹿」として初舞され、産土神「春日神社」の御前立ちとして祭礼に供奉する。
昭和30年(1955)に上湯本鹿踊庭元から秘伝書を伝授された。」
とのこと。



鹿頭はやや金津に似て角拵えも横に張り出している。
前幕の咽印は井桁に九曜紋で、横の紋は雲紋に波濤が染め抜いてある。

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また、袴は水車紋に八重垣の二線が入り、オグチは鹿に紅葉である。


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「二番庭踊り」は、村人たちの五穀豊根を願った踊り。
村 に稲穂が実って村人たちにお金が入り、毎日働かないで銭の手遊びをしている若者を見て、鹿たちが銭を独り占めしないよう にとの思いを表した踊り。

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三人狂い

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続く二番目の演目は「案山子踊り」
「案山子踊り」は、鹿の群れが田んぼの案山子を見つけて、中立ちが偵察に行きます。

IMG_196420211121134328.jpg

静かに近づいてみると 狩人ではないと分かり、安心できることを次々と仲間 に伝え、戯れる様子を表しています。
最後には牡鹿が案山子の笠を放り投げて他の鹿たちを安堵させるという演舞になります。

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動画でどうぞ


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2022.01.08 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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