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2022.01.01 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ虎舞

鵜住居虎舞@2021うのすまいトモス「年の瀬朝市」

謹賀新年

皆様のご多幸と疫病退散をご祈念し、年頭の挨拶といたします。
当ブログでは、本年も東北の祭りと芸能を取り上げて参りますので、ご指導ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。


さて、今年も例年どおりの正月行事ができないところも数々あったようです。すでに冬の祭りもほとんどが中止となっています。
しかしながら、民俗芸能だけは疫病退散祈願をこめて徐々に活動を始めているようですので、今年もでかけたいと思います。

ということで今年は寅年。といえば虎舞で幕開きが相応しいかと、昨年の12月12日に行なわれたうのすまいトモス「年の瀬朝市」から鵜住居虎舞です。

鵜住居虎舞の由来について

鵜住居虎舞に伝わる銅板が巻かれた笛には「巳之松」と記されてあり、これは江戸末期のものと推測されている。
さらに地元の鵜住居神社祭礼の先払いとして神輿の船頭で踊られてきたとから江戸中期の創始とも言われている。
明治29年の三陸津波により被災して地元で踊ることができなかった時期には、沼崎宇兵、弟子両川六郎等が近年まで門前虎(錦町虎舞)へ応援に出かけていたという。
現存する太鼓には明治11年の年号が記録されているが年代不詳とのこと。



鵜住居虎舞は山田の大沢の系統とも盛岡からのものともいわれていて、囃子が太神楽の影響を受けているともいわれているそうです。
演目は矢車、跳ね虎、笹喰み

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肩乗り虎

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最後は傘甚句。
鵜住居虎舞の特徴として手踊が豊富だということですが、これは昔から虎舞とは別に、予祝や祝の席での余興芸が、やがて祭礼や正月の門付け芸になり、さらに虎舞とともに賑やかに行われるようになったものと推察する。

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動画でどうぞ


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2022.01.01 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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