吉里吉里大神楽@2021大槌まるごと復活まつり
さて本日は、2021年11月13日に行なわれた大槌まるごと復活まつりから吉里吉里大神楽です。
由来について
「今から約268年位前の江戸時代、江戸や大阪の大商人と対等にわたりあい、膨大な富を築いた豪商前川善兵衛が交易を盛んにやっていた頃で、一方では交易の主役である造船業も活況を呈していた。当時は木挽き、船大工、鍛冶屋が代表的な職業とされており、腕利きの船大工が仕事の合間に彫刻したという説もあり定かではないが、安政2年(1781年)の二代目前川善兵衛江富永氏の三男前川善右衛門氏が、善兵衛の御抱え業者である「鍛冶屋」現三浦義男宅に獅子頭を寄贈したものだと代々口伝えに語られてきました。また踊りの教え主については特定人物は解りませんが、獅子頭の寄贈年代は浪板大神楽の記録とほぼ一致している事から、近隣の交流によって伝授されたものと推察しています。また「鍛冶屋」の家人からの伝い聞きによれば三浦大吉氏の長男三浦駒吉氏(嘉永3年生)が鍛冶屋で保存していた獅子頭を川原地区(現1丁目)に寄贈し、自ら大神楽の普及(踊りも教えながら集団指導)に奔走したとも伝えられ代々それを受け継ぎ、吉里吉里天照御祖神社の丁印として現在に至っている。」
ということです。
演目の四本固めは四方固めともいい、門付けした家の庭の東西南北四辺の悪魔を祓う祈祷舞である。
江戸時代に武家屋敷に門付けする際は舞い手以外は裃を着たということです。
祝い唄
〽 祝いの世を押し開く いざや神楽も舞い遊ぶ トウトウトウ
続いては余興の本甚句にて舞納めます。
動画でどうぞ
