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2021.12.02 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

早池峰岳流浮田神楽「注連切り」@2021東和神楽大会

さて本日は、2021年11月3日に行なわれた東和神楽大会から早池峰岳流浮田神楽で注連切りです。

早池峰岳流浮田神楽の由来はつぎのとおり

「大正5年2月、阿部藤蔵と佐々木忠孝が発起人となり、岳神楽の伊藤巳太郎から神楽を伝授されて結成。昭和40年に旧東和町の無形文化財に指定され、昭和59年に旧南部藩主の南部家から向鶴紋の使用が許可された。」

現在の代表は佐々木孝男さんです。



さて、注連切リ舞です。大償では舞の半ばで柱から幕へ縄を引き紙垂を掛け、これを刀で断ち切るようですが、岳で太刀舞を中心とした構成となっているようです。舎文のない荒舞です。

鶏兜に赤い阿面を付け、二本の閉扇を十字に交差させて荒々しく巡る。この神を須佐之男命としている。

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天照大神の弟神・須佐之男命の仕業甚だ荒く、八百万の 神々は彼の神を刑罰に処することにし、財産を没収し鬚は切られ手足の爪は切り 祓らわれ下界に追放された。その荒ぶる様は、天の岩屋の注連縄を切り、天照大神の神田の畔を壊し溝を埋め 、新嘗祭の祭殿を汚物で穢したりした。
こうしたことから自戒の念を込め、後半では太刀を使って自らの身心の穢れを祈祷の舞を打ち払う。

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夜神楽などで観客から多くの所望があった際には、「注連切」の音が「締め切る」 に通ずることから、神楽の最後に注連切を舞い所望の受付を締め切るという。

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動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2021.12.02 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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