石鳩岡神楽「奏楽・鶏舞」＠2021東和神楽大会
さて本日からは、2021年11月3日に行なわれた東和神楽大会から石鳩岡神楽で奏楽・鶏舞です。
午前中の東和芸能発表会に続いて花巻市東和町内の神楽団体によります神楽大会です。
2年ぶりの開催ということでしたが、今年は内容も充実していて大変楽しむことができました。
関係各位のご努力に感謝する次第です。
さて、最初は神楽座に神を迎え、場を清める打ち鳴らしからです。今年は石鳩岡神楽が担当でした。
石鳩岡神楽さんの由来について
「石鳩岡神楽とは岩手県花巻市東和町石鳩岡に伝わる山伏神楽のことである。天保五年(1834)、早池峰岳神楽の小
国常盤守より伝授、独立免許されたものである。以来170余年その間には火災による道具の焼失、あるいは座中の
欠員等、幾多の危機に遭遇するも、師匠岳神楽と同一に舞える古い舞技を伝えている。そのため。南部家の家紋の
双鶴の紋章を幕類装束等―切に使用することを許され、併せて木杯を賜り以来毎年南部家の祭神桜山神社の専属神楽として例大祭に神楽を奉納している。また、早池峰神社から神楽の存続に対する功績により表彰されている。昭和58年 ∃一ロッパ芸術協議会による、日本特集芸術祭に国際交流基金の派遣団体のうちに選ばれ渡欧―ヶ月にわたり六ヶ国公演する。平成23年3月 国の記録作成等の措置を講ずべき無形文化財に選択される。」
とあります。
さて、鶏舞ですがこの日は裏舞で四人舞でした。
表舞の鶏舞が伊邪那岐、伊邪那美の二神の舞であるとしているのに対して、四人鶏舞では伊邪那岐・伊邪那美の二神とその子素戔嗚尊そして妻の櫛名田比売命としています。
夫婦和合、子孫繁栄等を祈祷する舞だということです。
ともあれ、今年は9月以降は感染症拡大により石鳩岡神楽さんも地元の各神社例大祭には権現舞のみということが続いていただけに、この日は久し振りの幕神楽だったのではないでしょうか。
動画でどうぞ
