春日流落合鹿踊「一番庭」@2021第50回東和芸能発表会
さて本日は、2021年11月3日に行なわれた第50回東和芸能発表会から春日流落合鹿踊で一番庭です。
春日流の鹿踊は現花巻市内にのみ伝播した流派で、その濫觴がこの落合鹿踊です。
東和町落合地区(旧谷内村落合)に鎮座する熊野神社境内に文化元年(1804)の供養碑があり、熊野神社の秋祭り(9月19日)と盆供養に踊ることになっていたという。
その後、落合を基点に明治初年に宮野目の上ノ山鹿踊に、そこから明治7年に湯本の湯本鹿踊に伝授されている。
違う流れとして石鳥谷町の八幡鹿踊は、落合鹿踊から石鳥谷町関口を経由して明治10年に伝授されている。
丹内村落合は伊達南部の藩境地域でもあるため、江刺の金津流や北上の更木の影響も受けていると思われるが、上ノ山の伝書には「落合鹿は宮城郡国分荘の松森村からきたもの」とあるそうなので、金津との関係がありそうです。
落合鹿踊の演目は、一番庭、二番庭、案山子踊、綱踊、御馬屋踊等、そして儀礼舞の三光の礼があるという。
伝書によれば昔は坊主がついたり、笛もあったということです。
白鷺の歌で最初の陣形に戻って最後のキメとなります。
最後に落合鹿踊独自の除魔讃魂をあげます。
これは正に疫病退散、災厄消除を祈願します。
これでコロナ退散間違いなし!
動画でどうぞ
