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2021.11.12 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

根反鹿踊@2021縄文ウィーク芸能上演

さて本日は、2021年11月6日に行なわれた縄文ウィーク芸能上演から根反鹿踊です。

根反鹿踊を拝見するのは平成29年の一戸まつり以来となります。

コロナ禍で祭りもイベントも中止となる中で、岩手県北地方の芸能に触れる機会もなく、非常に気になっていたところでしたがようやく上演すると聞きつけて馳せ参じた次第。

とにかく根反鹿踊を地元で演ずる舞台を見ることができて、心が晴れやかになる思いでした。

根反鹿踊の由来については岩手日報社刊「いわての郷土芸能」から

「約四百年前、鹿踊りを舞う加賀の国の修験山伏 一行が根反を訪れたとき、城主根反弥左衛門が城中に招き、部下とともに自ら先頭に立って伝授を受けた。踊りは戦国時代、敵の大軍に苦戦して敗退した将が、野ジカの大群を見つけ、その角にたいまつを結び付けて敵陣に突入、大勝利を収めたという勇壮なもの。
三戸の宮野城主九戸政実も城中のまつりごとの御前舞として踊らせたと伝えられる」

とあります。県指定の無形民俗文化財となっていますが、北上みちのく芸能祭などでも人気の高い芸能です。
この日の上演は、縄文ウィークということで縄文遺跡の広場で大きな輪を作って本来の姿で上演しました。



根反鹿踊の伝書のとおり、鹿頭の両角には赤白などの紙細工が巻かれているが、これも九戸政実の松明に由来するという。

舞庭に入り込むと大きな輪になって入り込みの舞となる。
続いて本舞、鹿集めの舞、八幡囃子、飛燕の舞となる

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この後は輪踊りが解かれて役踊りに入る

役踊りは、中立ちの舞、奥山の舞、雌鹿狂舞、雌鹿結舞、鷹の入羽と続く

雄獅子 そしてササラが絡む

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次いで雄獅子雌獅子の踊り

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二匹が残ったところでササラが仲介役で舞い込む

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仲睦まじく鹿踊が納まったところで鹿踊は再び輪踊りに戻る

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最後に引き端の舞を踊って幕入りとなる。

みちのく北上芸能祭りでもおなじみとなった根反鹿踊ですが、この日も一番人気でギャラリーが多かったです。

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動画でどうぞ


2021.11.12 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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