金津流野手崎獅子躍@2021松尾神社例大祭奉納
さて本日は、2021年9月12日に行なわれた奥州市江刺梁川鎮座の松尾神社例大祭から金津流野手崎獅子躍の奉納についてです。
例年ですと松尾神社の秋祭りでは神楽、太神楽、鹿踊、奴踊等が奉納され、また数年毎には大名行列も行われるなど梁川地区挙げての盛大な祭りが行われます。
コロナ禍でそれも叶わず今年も神事のみと。
しかしながら、地元の野手崎獅子躍が奉納するということで、懐かしい梁川へと出かけました。
松尾神社下で待っていると午後1時30分ごろに遠くから太鼓の音が。
カメラを向けると橋のたもとで橋誉め
次に進んで松尾神社の幟の際で幡誉め
そして神社下の一の鳥居で鳥居誉め
しっかりと儀礼を尽くすのに感服
そして、境内に舞い込みます。
金津流野手崎鹿踊さんの由来について「えさし鹿踊図鑑」より
「梁川地区青年会有志が昭和46年に金津流梁川獅子躍の庭元で第八代中立であった平野重男氏に入門し、昭和56年に踊りの一切を相伝され、梁川金津流獅子躍と称して活動してきた。平成23年に金津流野手崎獅子躍と改称し奥州市指定無形文化財となっています。」
三人狂い
雌獅子狂いの烏跳ね
神社より御花があがったので花誉め投げ草
野手崎獅子躍は盂蘭盆には地元の金性寺で墓拝みをし、秋祭りでは産土の松尾神社に奉納することを欠かさず行っています。
これこそが民俗芸能の本懐ではなかろうか。
民俗芸能が町おこしの資源として注目される中で、はからずもコロナ禍で各種芸能の本質が暴露された感がある。
「何のためにこの芸能が現れたか」を再確認するのに、今は格好の機会かもしれない。
動画でどうぞ
