幸田神楽「岩戸開きの舞」@2021嶋の堂観音奉納
さて本日は、2021年9月5日に行なわれた幸田神楽の嶋の堂観音奉納から岩戸開きの舞です。
幕出し唄
〽 ヨーホーエー はぁ岩戸出し ヨーイサー
それに応えて天児屋根命が出て翁の舞となる
一舞した後に翁は幕前に立ち 幕内から舎文がかかり
〽 おうのう静まり給え 千代の御神楽の由来を詳しく尋ぬるに・・・
と長く続くが、本田安次はこの岩戸開きの内容は岩戸を開くドキュメントよりも、御神楽の由来を導くためのものとしている。
確かに天児屋根命が由来を説くのに演目の約4分の3程の時間を費やしていて、後の岩戸が開く場面は一瞬で終わる。
これは神楽として仕組まれる以前より語り物として岩戸神話が口碑に伝えられてきたことを示す。
ともあれ、天児屋根命の呼びかけに応じて手力雄命が出る
続いて舎文とともに幕を開ける
〽 天の岩戸ひらくれば~
天照皇大神と月読尊が出て千代の御神楽となります
面を取り装束を直して崩し舞にて舞納めます
