幸田神楽「山の神舞」@2021嶋の堂観音奉納
さて本日は、2021年9月5日に行なわれた幸田神楽の嶋の堂観音奉納から山の神舞です。
山伏神楽においてこの舞は最高の祈祷舞とされている。
山の神の本地を語り、爪米に象徴されるように豊作を祈り、刀や幣束で悪魔を払うものである。
一頻り舞ったあと、千早を脱いで太刀舞があったあと、面と鳥兜を外し、直面に白采をつけてくずし舞となります。
象徴的なのは右手に開扇を持って、左手の幣束と鈴木を力強く打ち振りながら祈祷をする所作です。とても神秘的です。
〽 さらさらと天降ります山の神 和合の利益いやましにける
センヤ おもしろし 山の神の由来をくわしくたづぬるに 山祇の命とは自らが事
〽 センヤ おもしろし 自らは一年に一度、二年にふたたび降るべくにてはなけれども
岳々のこしを自由に巡らせたもうは自らが事
〽 センヤ おもしろしヒヤ 盗賊の難、太刀打ち流れ矢っきたって見ゆるとも 今日今夜まつらせ給う大旦那小旦那のご祈祷にあい誓ってとらすべし
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