口内鬼剣舞「三人加護」@2021鬼の館芸能公演
さて本日は、2021年7月25日に行なわれた鬼の館芸能公演から口内鬼剣舞で三人加護です。
三人加護は滑田系にのみ伝承される踊りで、口内鬼剣舞は岩崎系統なのですが、滑田鬼剣舞より4演目伝授されたことにより受け継いでいるとのこと。
三人加護は最初に黒面と赤面の2人が舞い込んで緩い調子で扇舞を踊る。
そこへ白面が背中に幣束を2本差して神楽拍子に乗って2人の間に割って入る。
黒赤面は扇を放り上げながら3人同時にジャンプ!
黒赤面が荒々しく刀舞をし、白面がそれを慰撫するようなかんじで扇舞を踊る。
その後、白面の威力に対して黒赤面が刀を背に鎮める型、刀を半分鞘に納めようとする型、鞘に納めてからの踊りと表現している。
そして、拍子が変わって白面が幣束を両手に持って神楽を舞うような型で踊る。
最後に幣束を天に投げて舞納める。
この幣束投げは本来は家の軒に飛ばして刺すのだそうです。神楽の山ノ神の幣束飛ばしと同じ呪的要素があると思います。
動画でどうぞ
