竹浦実業団「獅子振り」@2017女川町獅子振り披露会
さて本日は、2017年8月6日に行なわれた女川町獅子振り披露会から竹浦実業団で獅子振りです。
竹浦の獅子振りは、近年1月3日に行われてきたが、平成31年から2日に変わった。
発祥は不明ながら、寄磯浜から習ったと言われ、また指ケ浜や水浜に教えたともいう。
「竹浦事業団関係資料」の昭和28年の記述によると、当時の春祈祷獅子舞施行の件として1月10日の朝8:30より開始し、深夜の24時まで行ったとある。更に翌昭和29年は「天候に激変のなき限り夜通し行うこと」としている。
以上「おながわ北浦民俗誌」より抜粋
春祈祷でありながら夜通し行ったなどということは、正に竹浦の人々の獅子振りに寄せる期待や情熱がいかに大きかったことと理解できます。
また、牡鹿半島の代表的な民謡「遠島甚句」の替え歌「竹浦甚句」を獅子舞の最後に唄ったという。
〽 竹浦港に錨は要らぬ 三味や太鼓で船つなぐ
〽 竹浦よいとこ四国に近い なぜに金毘羅前にある
東日本大震災の際に、竹浦地区住民が集団で2次避難した秋田県仙北市のホテルで座布団やスリッパなどで獅子頭を作り獅子振りを披露したのは女性たちだった。
避難生活を余儀なくされていた竹浦の住民たちを奮い立たせ、絆を強めたのは獅子振りだった。
竹浦獅子振り保存会長の「祭りなくして復興なし。あれが竹浦の復興の原点だ」という言葉が全てを物語っている。
動画でどうぞ
