大出早池峰神楽「山の神舞」@2021大出早池峰神社大祭宵宮
さて本日は、2021年7月17日に行なわれた大出早池峰神社大祭宵宮から大出早池峰神楽で山の神舞です。
山の神は大出早池峰神楽では式五番の演目となっているようです。
父を山祇命、母を茅野姫とし、その子太郎は山神草木の祖としている。
この舞には太刀及び流失等の災難除けという験力があるという。
幕出しは 〽 センヤ山の神 山の神 サンエー
〽 センヤハイ おのづがひ
散供を取り拝み申せば
四方の神は受けて喜ぶ サンヤア
続いて鳥兜を取り千早を脱いで太刀の舞
舞手が幕の根に立って舎文
〽 センヤおもしろし 山の神の由来を詳しく尋ぬるに
父をば山祇の命と申し 母をば山野茅の姫と申し
御妻となって持たせ給う太郎の御子山神宮と自らがこと
センヤおもしろし 自らは一年に一度二年に二度降るべくにはなけれども
岳々の腰をよじらせ給うとは自らがこと
センヤおもしろし 志は盗賊の難 太刀打つけ
矢来たって見ゆるとも 今日今夜は祭らせ給う
大旦那小旦那の御祈祷をし給え
次に早拍子で一舞
それにして大出早池峰神楽の舞の足次には島廻りが多い これは古態を残している証左か
最後は扇、錫杖、御幣を重ね持って舞納めます。
