大出早池峰神楽「翁舞」@2021大出早池峰神社大祭宵宮
さて本日は、2021年7月17日に行なわれた大出早池峰神社大祭宵宮から大出早池峰神楽で翁舞です。
大出佐々木文書の「奥州南部早池峰山縁起」の中の「権現誕生並来内新山宮創草」によると、大同元年に来内村の藤蔵というマタギが山中で十一面観音を感得し、それを新山宮を建てて奉った。
その後斉衡年中に慈覚大師円仁が巡錫の折にここへ別当寺として早池峰山妙泉寺を建立し、藤蔵の後胤始閣家が修したのが神楽の始まりとしている。
さて式二番の翁舞
これは天常立尊の舞であって天象を表したものとしている
幕出しは 〽 松を尋ぬるに 老いの身の 二葉の松を尋ぬるに
本舞が済むと翁が幕の根に立ち舎文がかかる
〽 さて天竺の末代川の池の亀
ほんに千歳さんとの星の山を頂いて 万刧をふるとかや
さて我が朝の鶴亀は 千萬歳をうとうて 彼所に参りて 四つのお祝い申さんと
さて百歳は臼歯 二百歳は年のさかりとなり
黒髪は白髪となり 老楽はきにかえるとや
春咲きそめし花の色 秋は実りて冬までも実は落ちず
かの光つる諸神聖の寿をもって 七世の孫に逢うたる例の目出度さよ
と長寿を願う祝詞を述べて 後は早拍子の崩し舞にて舞納めます
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