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2021.07.20 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

中野神楽「義経一人舞」@2021源義経公生誕祭

さて本日は、2021年7月18日に行なわれた源義経公生誕祭から中野神楽で義経一人舞です。

中野神楽の由来について定本より

「明治五年、佐竹幸吉が庭元となり岩手県西磐井郡厳美村、三輪流山谷神楽の師匠を招き指導を受け、中野神楽を創設した。
二代、三代とも山谷神楽の師匠の指導を受けた。現在は、佐竹精一郎が指導に当たっている。
、初代庭元佐竹幸吉、現在の庭元斉藤新一郎は四代目である。」

とありますが、現在の代表は佐竹正義さんです。

胴取りは佐藤高広さん、鉦摺は高広さんのお子さんたちです。



演目は義経公生誕祭に因んで義経一人舞です。
一昨日の栗原神楽と同じく栗原市栗駒沼倉の菅原次男氏という、この義経生誕祭を起請した方が創作した演目です。
セリフに多少の違いがあるそうですので、是非比較して聞いてみてください。

IMG_817320210718142336.jpg

義経一人舞は、高舘落城に際して、源義経が兄頼朝に責められる不遇を嘆きながらも、世話になった藤原三代の恩と、みちのくの民の平和のためえに自らの首を差し出す覚悟を詠いながら舞納めるというものです。

舞そのものより、哀調を帯びた口説きが古の奥浄瑠璃にも通じるものがあり、南部神楽らしさを感じさせます。

IMG_817720210718142502.jpg

義経のセリフで「奥州の民と、相州の民が集いて我を思う」というところで舞台後方の兜と鎧を合体させて義経の霊を慰めるという趣向になっているようです。

IMG_818420210718143228.jpg

動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2021.07.20 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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