岩崎鬼剣舞「刀剣舞の狂い」@2021鬼の館芸能公演
さて本日は、2021年5月23日に行なわれた鬼の館芸能公演から岩崎鬼剣舞で刀剣舞の狂いです。
改めて岩崎鬼剣舞は和賀系念仏剣舞の宗家、由来について
「北上和賀地方に伝わる鬼剣舞の源流。起源は大宝年間(701~704)に修験の祖である役の行者小角が念仏を唱えながら踊ったのが始まりとも、大同年間(806~810)に羽黒山の法印善行院が大日如来の化身から悪魔退散・衆生済度の念仏踊りとして伝えられたともいわれている。北上和賀地方への伝承時期は不明だが、康平時代(1058~65)、安部頼時の子の黒沢尻五郎正任がこの踊りを好み、将兵の出陣や凱旋の際に踊らせたのが広く伝わったといわれる。また享保17(1732)年の『念仏剣舞由来録』には、延文5(1360)年、岩崎城主の岩崎弥十郎が主君の和賀政義を城に招き、剣舞を踊らせたところ政義が大いに喜び、家紋の笹リンドウの使用を許したという記述がある」
とある。
刀剣舞の狂い狂い踊りなので、踊りての数八人の制約から解かれ、4人や6人で踊ることもある。
刀剣舞の風格ある踊りに、要所を躍動的な所作で締める踊り。
最初から抜刀しての激しい踊りで、2人1組みで交互に立ったり座つたりしながら、刀を交差させ打合う様が勇壮な踊りである。
刀剣舞の狂いは、わかりやすさとともに囃子も鬼剣舞を代表する拍子なので観光向けにも好都合で、イベントでもよく取り上げられます。
この日は後半は雨のため屋根の下での上演となりましたが、次回は8月14日に鬼の館で公演があります。
また、8月16日には供養碑と泉徳寺にて盆供養があると思います。
動画でどうぞ
