細越獅子踊「鳥居誉~神社奉納~投げ草」@2021遠野市日出神社例大祭
さて本日は、2021年6月20日に行なわれた遠野市日出神社例大祭から細越獅子踊です。
日出神社の祭神は、大己貴命・少名彦那命にして、建保年中(1213-1218)阿曽沼朝綱の勧請したるものと伝えられ、往時の祭神は薬師如来にして、元は気仙郡上有住村秋丸にあるものを現在地に移せるものであると伝えられている。
例大祭は毎年6月の第三日曜日に開催され、地元の獅子踊他、市内外から郷土芸能・手踊りの団体が踊りを奉納し大変にぎやかな祭りでした。ここを訪問したのは16年ぶりです。
しかしながらコロナ渦にあって昨年は中止、今年も地元の細越獅子踊りと、平倉神楽のみの奉納ということでした。
いやそれでもやっていただけるだけで感謝感激です。蝉しぐれの中、静謐な空間での祭礼、奉納は祭りの真髄です。
ところで日出神社の本殿脇に3mあろうかという大神剣が祀られている。
これは安政四年、南部藩士大島高任が大橋鉱山に様式溶鉱炉を造り、そこで上郷町の日出神社に「たたら神」として祀る為に造られたのだという。
さて、神事は10時からと聞いていたのだが、神輿が上郷町を廻って戻ってくるのが11時になると聞いて待っていると、獅子踊り連中が車で到着してきた。
全員揃ったところで鳥居誉めから始まった
境内まで進んで入羽
といったところで細越獅子踊の由来について
「明治17年の口伝があることから、それ以前より踊られていたと推測されます。板澤しし踊りの分家である火尻しし踊り(林崎・森の下地内、現在は消滅)の指導を得て、昭和7年~8年に復活したこともある。
昭和49年に再復活後には、保存会として毎年継続して保存伝承されて現在に至っている。
地元上郷村社である日出神社、上郷森の下の伊勢両宮神社、遠野南部神社の役ししを務めている。」
ということです。
しし踊り組は神社前で一踊りした後に本殿周囲の急坂をめぐる堂廻りを三回するのが通例です。
<注:下の画像は2005年に訪問したときのものです>
が、今年は短縮しての奉納ということか、本殿前で三度廻りました。
これもまた趣があって良きかな。
しばし休憩の後、社務所に集まったご来賓の皆さんにも踊りを披露 で、御花がたくさんあがります
そこで御花御礼の口上
そして礼踊りの投げ草です。
例年ですと近在のしし踊り団体だけでも四~五団体が奉納になっていましたが、それも来年の楽しみとしますか。
動画でどうぞ
