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2021.06.20 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

村崎野大乗神楽「王の目」@2021第27回大乗神楽大会

さて本日は、2021年6月13日に行なわれた第27回大乗神楽大会から村崎野大乗神楽で王の目です。

その前に村崎野大乗神楽の由来について

「村崎野大乗神楽は、天照御祖神社の付属神楽です。奥寺八左衛門配下の山伏・佐々木惣二郎が加持祈祷して寛文六年(1666)に水の取り入れ口を見立て九年後に堰が開通し、元禄二年(1689)村崎野に神社(妙法院)が移りました。そして周辺の山伏達と和賀山伏神楽を起こしたと言われています。幕末にはその神楽も衰退、万法院で開かれた大乗会を契機に広まった神楽を取り入れ大乗神楽として再興されました。
昭和二五年まで神社の宮司。伊勢潔が榊を舞い奉納し、続いて飯豊の斎藤徳重が幕神楽を奉納していましたが、昭和二九年に中断し権現舞のみになりました。昭和五九年、保存会が結成され、中野善一が北笹間大乗神楽の小原長次ヱ門より榊を伝授、平成八年四月十六日春祭りで奉納し幕神楽を復活しました。その後、3人が榊を伝授し、多くの演目を復活
しています。平成十六年の大乗会には、宿・上宿両神楽に榊を伝授、鬼門を見事復活させ大乗会の成功に貢献しました。
神社の元旦祭に奉納、火防祭、四月十六日伊勢神社春祭り、北上大乗神楽大会、北上みちのく芸能まつり、九月五・六日伊勢神社例大祭、十一月上旬三月田不動尊へ宿大乗神楽。上宿和賀神楽と共に毎年奉納。十二月の二子地区大乗神楽発表会や舞初め、各種イベントで活躍しています」

とのことです。



さて、王の目です。
内容は、第七の皇子「伊弊諾之尊・伊弉冉尊」の二神で本地仏は、毘慮遮那仏・白山大権現です。
阿吽の面を付けて鳥甲・常衣・袴姿で舞います。

この舞は伊勢神宮を建てる時に行った加持の様子を演ずる舞だとしています。

IMG_728620210613114928.jpg

面を外して錫杖と扇を腰におさめて言事を立てます、

〽 王の日は舞ふてぞ登る今年も 尚来る年も神ぞ礼せよ。
  皆人のかけて、世よき王の目は いざわりかけて千代を栄える
  白石は舞ふてぞ今年も 尚来る年も神ぞ礼せよ。
  夢見せばあらみな見せぞ白石は とがらからかみ八重の白石

IMG_729020210613120048.jpg

扇と錫杖を採物に御神楽で舞納めます。

IMG_729220210613120410.jpg

動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2021.06.20 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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