早池峰獄流石鳩岡神楽「神降ろし、鶏舞」@2021古峯神社祭礼
さて本日は、2021年5月2日に行なわれた古峯神社祭礼にて奉納された早池峰獄流石鳩岡神楽で神降ろし、鶏舞です。
ここ花巻市東和町新地に鎮座する古峯神社は新地集落の人々が信仰する火伏せの神様ですが、ここでは古くより古峰講中を結んで年ごとに代参してきたという。
その講中で古峯神社祭礼に石鳩岡神楽を招請しての神楽奉納という次第です。例年5月2日のご縁日に行われているようです。
この日は生憎の雨降りでしたが、古峯神社の御祭神は火伏祈祷の神様なので、雨水もまた火難消滅に相応しいかと。
で、古峯神社の石碑の前にて神降ろし
狭いながらも風情ある境内にある立派な神楽殿にて神楽奉納が始まりました。
石鳩岡神楽さんの由来について
「石鳩岡神楽とは岩手県花巻市東和町石鳩岡に伝わる山伏神楽のことである。天保五年(1834)、早池峰岳神楽の小
国常盤守より伝授、独立免許されたものである。以来170余年その間には火災による道具の焼失、あるいは座中の
欠員等、幾多の危機に遭遇するも、師匠岳神楽と同一に舞える古い舞技を伝えている。そのため。南部家の家紋の
双鶴の紋章を幕類装束等―切に使用することを許され、併せて木杯を賜り以来毎年南部家の祭神桜山神社の専属神楽として例大祭に神楽を奉納している。また、早池峰神社から神楽の存続に対する功績により表彰されている。昭和58年 ∃一ロッパ芸術協議会による、日本特集芸術祭に国際交流基金の派遣団体のうちに選ばれ渡欧―ヶ月にわたり六ヶ国公演する。平成23年3月 国の記録作成等の措置を講ずべき無形文化財に選択される。」
とあります。
式舞の最初として鶏舞から
この古峯神社祭礼では、石鳩岡神楽神楽衆の登竜門的な場ということで、かつては若いかつては入門したての若い神楽師のお披露目の場でもあったようです。
例年ですと、式六番ぐらいの奉納ですが、今年は感染症対策で上演時間を短縮して4演目の奉納となりました。
動画でどうぞ
