北藤根鬼剣舞「三番庭の狂い」@2021鬼の館芸能公演
さて本日は、2021年4月25日に行なわれた鬼の館芸能公演から北藤根鬼剣舞で三番庭の狂いです。
あらためて由来について
「大正5年に南笹間組(花巻市)小原長蔵他6名から相伝し、大正7年に伝書伝授。
大正12年9月29日に岩崎鬼剣舞小田島長蔵ほか5名から庭元小原民蔵が相伝を受けている。
平成7年に供養碑建立した後暫く中断したが、平成16年に復活し、現7代目庭元伊藤大輝が継承している」
踊りの内容は、振り込みや早念仏、せんや念仏はなく、4人ないし2人1組の組踊のような形で進む。
扇の舞と素手の舞があり、軽快に跳躍する所作が続き、明るく華やかな印象を受ける。
扇を閉じて金剛杖と一緒に握って振りながら踊る所作や左足で跳ねる所作は他の芸能(田植踊り、念仏剣舞)との共通性が見いだせたりして興味深い。
三番庭の狂いでは、念仏供養というよりも諸願成就の喜びの舞といった風情があります。
二人で腕を組んで回ったり
両手を高く掲げて手叩きしたりと、華やかで歓喜に溢れていて祝いの席にも似合いそうです。
動画でどうぞ
