飯豊神楽「御神楽舞・崩し舞」@2021遠野さくら祭り
さて本日は、2021年4月29日に行なわれた遠野さくら祭りから飯豊神楽で御神楽舞・崩し舞です。
由来については遠野文化研究センター刊「遠野の郷土芸能」より
「元々は法印神楽で、山伏が一統を組み演じていたが、文化9年盛岡藩の神道化政策により修験神楽一統差し留めとなり、修験者が氏子農民に教え飯豊神楽として文化13年に発祥した。兄弟神楽として八幡神楽、上宮守神楽。弟子神楽に六角牛神楽、似田貝神楽がある。」平成24年に遠野遺産に認定。古くは大槌方面に門打ちに出かけたという。
ということです。
遠野山伏神楽の系統では演目の初舞に岩戸開きをし、それと一体となった形で千代の御神楽が舞われる。これが御神楽舞ということです。
この御神楽舞は、早池峰神楽の鶏舞に当たりますが、こちらでは三人舞となっていて、常に真ん中の一人と左右の二人が相対し、入れ替わりや廻りながら舞い、中盤では三人が背中合わせになり廻ります。
続いて舞手が代わり崩し舞
前半は扇を採っての扇舞、後半は刀と鞘を採っての激しい舞となります。
飯豊神楽の崩し舞は、所作舞として御神楽崩し舞と、山の神崩し舞としての太刀崩し舞があるということです。
動画でどうぞ
