達谷窟毘沙門神楽「御神楽」@2021達谷窟毘沙門堂観桜會
さて本日は、2021年4月29日に行なわれた達谷窟鎮守白山社春季大祭観桜會から達谷窟毘沙門神楽で御神楽です。
この観桜會では、例年ですと茶会や箏演奏、夜神楽上演などが満開の桜の元で行われていました。
2017年の様子については過去ブログをご参照ください。 ⇒ 達谷窟毘沙門神楽 岩戸開き@白山社觀櫻會
今年は感染症対策として神事法要、白山社本尊十一面観音様」の御開帳そして神楽二演目上演のみとなりました。
午後四時から達谷西光寺金堂において白山社神事が行われました。
達谷窟毘沙門神楽さんの由来について
「平泉町の達谷地区に伝わる神楽は、江戸時代達谷村の鎮守だった窟毘沙門堂の奉納神楽として、西光寺脇院で羽黒派修験の鏡覺院により舞われてきた。窟毘沙門堂の神楽の歴史は古く、寺に伝わる獅子頭(権現)は室町時代の作と思われ、中世に遡る県内屈指の古い芸能とされている。」とあります。
また、明治初期、水沢市北下幅神楽と、大正初期水沢市瀬台野神楽を指導し交流がなされていた。
現在の神楽は、昭和四八年、平泉町平泉字上窟の阿部幸吉師匠の指導により復活したものである。
古い庭元のことは不明であるが、現在照井幸男が代表者となり世話している」
とありますが現在の代表は照井幸男の娘さんの照井幸子さんです。
達谷窟毘沙門神楽では平泉町と提携しての郷土芸能体験講座を通して次世代の育成に力を入れています。
この日の御神楽も子どもたちの舞でした。
達谷窟毘沙門堂の信仰と深く結びついた毘沙門神楽は若手の充実が図られて、今後も要注目です。
動画でどうぞ
