谷地鬼剣舞「三番庭の狂い」@2021北上展勝地桜祭り民俗芸能公演
さて本日は、2021年4月24日に行なわれた北上展勝地桜祭り民俗芸能公演から谷地鬼剣舞で三番庭の狂いです。
庭ものの狂いは、一番庭と三番庭そして刀剣舞のみにある特殊な舞です。
本舞に対しての崩し舞的な感じで、振込や念仏が省略されていて、舞手の人数の制約もないということ。
この剣舞の狂いというのは、神楽のネリに対する崩しとは似ているようですが、意味合いが違うようです。
本舞の内容をより華やかに躍動的に観るものを惹きつけるよう工夫された、いわば風流芸能の本領発揮ともいえるものかもしれません。
扇の舞から始まり素手の舞となりますが、端々に胆沢の念仏剣舞の所作が見られたりするのも興味深いです。
扇を閉じて金剛杖と一緒に握って振りながら踊る所作や左足で跳ねる所作は他の芸能(田植踊り、念仏剣舞)との共通性が見いだせたりして興味深い。
動画でどうぞ
