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2021.04.27 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

行山流口内鹿踊「一番庭」@2021北上展勝地桜祭り民俗芸能公演

さて本日からは、2021年4月24日に行なわれた北上展勝地桜祭り民俗芸能公演から行山流口内鹿踊で一番庭です。

先週から始まった民俗芸能公演ですが、この日は大変良い天気でした。
満開の桜も散り始めていて、その下で踊る鹿踊は正に鹿歌の如し。
〽 春駒は庭の桜に繋がれて 駒が勇めば花が散り候

その前に行山流口内鹿踊の由来について

口内鹿踊の伝書によれば
「文化11年(1814)に江刺郡稲瀬村上門岡杉沢屋敷(現 北上市稲瀬町上門岡)の六郎治から、上口内村草刈場の市太郎に伝授」したとあります。その後、一時中断したものの昭和47年から熊谷保等の指導により、昭和51年に免許相伝を受けているということですが、この上門岡鹿踊は相去から伝承した金津流でした。

ところが、口内は安永二年(1773)に行山流大原山口系から行山流を伝授(東北民俗P81H29.8刊)されている。
鹿頭の後ろに行山の文字が入っています。されど、やはり金津流も混じっているような。



伝書によると口内鹿踊に伝承される演目は、一番庭(礼庭)、二番庭(中庭)、三番庭(鉄砲踊り)、女鹿子狂い、案山子、岩崩、露ばみ、中山狂、春駒狂、土佐 となっている。

それにしても、鹿踊には茅葺き民家がよく似合う。

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三人狂い

IMG_558320210424151718.jpg

足の甲を返しながら踊る型も難しい

〽 春日野に春駒群れてつんめを揃えて
   遊べ我が連れ 遊べ我が連れ

IMG_558620210424151854.jpg

動画でどうぞ


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2021.04.27 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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