二子鬼剣舞「三人加護」@2020鬼の館芸能公演
さて本日は、2020年12月6日に行なわれた鬼の館芸能公演から二子鬼剣舞で三人加護です。
この日の最後の演目とでしたので、改めて二子鬼剣舞の由来について
「昭和26年頃、江釣子の滑田鬼剣舞の経験者で二子に在住していた及川充氏を中心に地域の青年達で発足しました。
その後、滑田鬼剣舞の指導を得て、昭和31年8月26日に秘伝書を伝授されました。
厳しい練習の積み重ねと、篤い念仏信仰に支えられて、心技体の充実した北上地方の代表的な踊り組に成長、各種大会で絶賛され、鬼剣舞の名を全国的に高める役割を果たしました。」
ということです。
三人加護は滑田系にのみ伝承される演目で、現在の岩崎系では踊られていません。
念仏剣舞もその発祥段階では修験者が大きく関わったとされるため、その内容には神楽の要素が多分に含まれています。
最初は赤面と青面が出て力強く反閇を踏みしめ、扇を採って踊ります。
途中から笛の調子が変わり、白面の鬼が入ります。
幣束を持つことや神楽拍子で踊るという特徴があり、大変見応えのある演目となっています。
最後は白面が幣束を持って四方を祓い、魔を封じ込める方角に幣束を投げて祓いの祈祷。
舞い納めです。
ところで、今年は展勝地の桜まつり芸能公演が規模縮小ながら開催されるようですので、今週末から鬼剣舞を追いかけて参ります。
また4月25日からは、鬼の館公演も始まるようです。楽しみが増えてきました。
動画でどうぞ
